正に、今の社会の暗部を見せてくれてるようなドキュメンタリー映画「コレクティブ 国家の嘘」を見た。
今ならアマプラで見れる。
「これすごいよくわかるよ」と勧められて見たけど、本当にすごい。
ルーマニアで起きたライブハウスの火事をきっかけに、医療汚職事件が明るみになっていく。
映画に出てくる女医、カメリア・ロイウ(CAMELIA ROIU)のセリフ、
「私の母に言わせると、私たちは人間じゃなくなってしまった」というところや、薄めた消毒液を使っていたことは病院からしたら「実験なんだ」みたいなセリフ。
拝金主義に走り、目的を見失ってしまった医療関係者たちが起こした、最悪の人災。
日本は医療信仰が強いけど、ルーマニアの人たちのように厳しい近代史を体験してきた国だと医療信仰はそれほどでもない。
ルーマニアは、ヨーロッパで1、2を争うくらい、コロナ騒動が早々に終焉した国だ。
多分、国民は最初から「知るか、んなもん!」と取り合わなかったんだろうな。
コレクティブに見るような医療の闇は、日本でもイギリスでもアメリカでも、ほぼ全ての国々で大小差はあれど起きていることだけど、日本とルーマニアが違うのは、ジャーナリストたちのまともなこと。
あちらはまだ本来の仕事してるなーって思う。