よく「自分の得意なことをやろう」というけれど、自分が「得意だと思ってること」が、自分の得意なことかどうかはわからない。
と思わない?
じゃ、どうすれば良いのだと思って、「自分を知る」というワークをたくさんやってはみたけど、「これは本当に自分の得意なことなのだろうか?」みたいなモヤモヤが無くならないというパターンは多いんじゃないだろうか?
私もそうだった。
そうやってモヤモヤしながら進む時期もそれはそれで最善だけど、モヤモヤしながら進んでる間はイマイチギアが入ってないような気もするよね。
私の場合、変にバイタリティがあるのである程度ブルドーザー的にガーッと進めることもできる・しちゃうため、それが突破口を作ったり、逆に仇となったりしてきた。
これ、以前の陰陽五行の話で書いた「木の要素」が突出しちゃってる時なんだと思う。
creativeenergyhealing.hatenablog.com/entry/2023/09/25/105300
だからそんな私の長らくの悩みは、「せっかくエネルギーいっぱいあるんだから、もっと有効に使えたら一体何ができるんだろう?」だった。
好きなこと、得意そうなこと、気がつけばなんとなくやってること、ネタはいっぱいあった。
いろいろわかってもきてたし、直感も戻ってきてたけど、なんかなぁ…こう、もっと有効に運用できる気がしてたのよね。
それで気になったのが、私の場合はビジョンやパッションだった。
ビジョンやパッションがなかったわけじゃない。
さっきも書いたようにネタはたくさんあったから、その中から選んでみたら、パッションもあるけど、以前書いた陰陽五行の火の要素の話で、続かない。
その理由がとても分かり易く書かれてたのが、苫米地さんの「言葉があなたの人生を決める」に出てくる、ゴールを現状の外側に設定するという話。
私が選んでたネタは、当時の私にとって理想的な現状の延長線上にあるものだった。
そんな私のゴール設定に伴う「あれして、これして」も、結局現状にとどまったまま捉えることのできる理想的な現状の延長線上で捉えてたから…私の火も消えるはずだ!
今を生きる私たちにとって、「現状を変えたい」が一番求めてることで、そのためにいろいろやってるわけじゃない?
なのに、同じ現状にとどまったままの延長線上にいろいろ詰め込もうとしてたら、パッションもビジョンもへったくれもあったもんじゃないなって、その時はっきりとわかった。
面白いのは、苫米地さんは「現状を変える」じゃなくて、「現状を抜け出す」と表現されてるところ。
「現状を変えたい」というエネルギーには、「現状に不満がある」というエネルギーも同時に生みがち。(ってか生まれる)
でも「抜け出す」というエネルギーは、「ここよりもっと」みたいな、よりよいところへ移動する感じで軽やかなエネルギー。
そしてこの「現状の外に設定したゴール」が、内なる火をずっと燃やし続けててくれるんだと思った。
日本に帰国してからの私は、いろいろな情報を経て、持ち前のバイタリティで色々なコースを取ってたけど、この「ゴールを現状の外に設定」するを意識して以来、幾つかは離脱した。
興味を持つコースや、行きたくなるギャザリング、参加するワークショップが変わった。
参加したくなる対象が変わったことは、私が「かつての現状」を既に抜け出したってことなんだろうな。
ビジョンが曖昧になったら…という状況はつまり、内なる火が「風がきつくなって」とか、「水が多すぎて」とか、「燃やす木が減ってきて」とかになってる時。
そんな時は、「現状の外に設定したゴール」のエネルギーにチューニングしてバランスを取り戻すようにしてる。
エネルギーワークをずっとやってきてよかったなと思うのは、こうして自分のエネルギーの方向性に意識を向けられるようになったこと。
いやいや、人生に無駄なことなんて1ミリもないんだなぁと改めて実感したよ。
これは夜明けが始まった富士山を湖畔から撮影したもの。