前回のポストの続き。
第3章に、「恋愛と結婚の神話」が14通り書かれている。
〇〇の神話、という言い回しは、英語で the myth of .......という風に使われ、ニュアンスとしては、どちらかというと「現実とはかけ離れた思い込み」という、殆ど「妄想」のような感じで使われる。
つまり、ここに書かれてる14通りの「神話」は、アダルトチルドレンの多くが持っている、恋愛と結婚の思い込みだ。
そして3通り目が、「私が完璧でないことがわかったら、あなたは私を捨てるだろう」というもの。
この本が良いなと思うのは、14通りの思い込みの裏にある感情が書かれていること。
この3通り目の思い込みと紐づけられた感情が、「見捨てられるのが怖い」というもの。
アダルトチルドレンでなくても、人間が抱える恐怖というのは命と直結している。
だから怖いのだ。
私はエナジーワークをする時、まず、それが it's no longer a matter of life or death.(それはもう死活問題じゃない)と伝えて、論理的にも理解してもらうようにしてるし、自分にもそう促す。
そうすることで、これから「怖い」と感じてる自分をキャッチした時に、「怖いけど死なないよ」って言ってあげられるから。
話を戻してこの感情、アダルトチルドレンの傾向がある人にとっては、リアルに死活問題だったはず。
子どもは親がいないと生存率がグッと下がるし、機能不全家庭の親は、無意識かどうかに関わらず、自分たちがいなくては生きていけないんだぞ的な刷り込みをしていることが多いので、子どもも無意識のうちにそう思い込んじゃってる場合が多い。
ボディーコードをしてみると、私の場合は、この裏に、「私は自分が感じていることを信じるのが怖い」というのが出てきた。
何かに期待して裏切られ、がっかりするうちに、ワクワクするとか、素直に嬉しい!とか、何かを楽しみにする感じを内から感じたら、それがストレスに変換されてしまっていたわけ。
リリースしたからといって、魔法のように全てがうまくいくわけではなく、リリースはあくまで最初の第二歩目ぐらい。
リリースしたいことがあると気づくのが第一歩とすれば、それを認識して手放すと意識することは第二歩目。
道は死ぬまでずっと続く。
こないだ、彼と肥後細川庭園でお茶をした。
「よし、お茶にしよう」と言うのでカフェか何かへ行くと思いきや、畳に座り、こんな景色を見ながら
「抹茶」をいただきました。
いわゆるヨーロピアンなカフェは、私にとったら普通なところもあるので難しいけど、これはよかった。
こういうのの良さも感じられる歳になったのが嬉しい。