こないだ彼と車でドライブへ行った時のこと。
彼が車載ナビの画面を叩きながら地図を固定したんだわ。
ちょっと「お?」となった私。
画面の中で、車を表す点は下方向へ進みだし、ちょっと逆流するような感じになった。
さて、あなたは地図を持った時、地図をくるくる回さずに、自分をナビゲートできますか?
彼だけじゃなく、男性に多いと言われるのが、この地図を固定させたままナビするタイプ。
特に、スマホや車載ナビがデフォルトじゃなかった頃は特にそうだった。
「皆、紙のでかい地図持ってよく運転してたよな」と言いながら、地図が車と一緒に進むと、「全体的にどこへ向かってるのかわかりにくいから、スマホでも固定する」と彼が言った。
エネルギーワークやヒーリングでも、この全体像を感じながら個々のワークをするって大事やなと思う。
エナジーワークってどれも、初めての人にとっては特に「面白い」から、目的を忘れてしまいがち。
でも、それだといつまでたっても「終わらない」から、いわゆる「信者」のようになってしまい、「幸せ」を追い求め続けちゃう。
どこかでギアを入れ替えないといけない。
昔、エモーションコードに会った頃、「これや!」とばかりに私も使いまくったけれど、そうするうちに、「囚われた感情をリリースすること」が目的になってしまっていた。
ちゃうちゃうちゃうちゃう!
そもそも私がエモーションコードを使い出したのは、自分に正直に生きたいって思ったから。
いろいろな思い込みや過去に囚われず、新しい毎日をクリエイトしていきたいって願ったからちゃうん?!
これが「常に目的地を意識しながら運転する」ということ。
そして、エモーションコードだけではないということも覚えておくことが大事。
タイミング、ワークのテーマなんかに応じて、ピッタリのツールを使ってこそだというのは、私がヒーリングを習った先生の一人が教えてくれた。
「全ての症状や問題に使える『これ』っていうのがあれば良いけれど、実際は、問題や相手に応じて色々使い分ける」って言ってた。
そう、ミックスじゃなくて使い分け。
それと、全体像。
例えば、アダルトチルドレンというコンセプトがある。
元々、アルコール依存症の家庭に代表されるような「機能不全」の家庭に育った人たちを指す。
時代やお国柄によって、「機能不全家庭」が意味するものも変わるけど、私はこれ、今流行りの言葉で言うなら、「心理的安全性」に欠ける環境のことやと思っていて、現代に生きる人たちなら、アダルトチルドレンについて書かれた本を読むと自分に当てはまることも多いと思う。
でももし、地図を進行方向に向けてくるくる回しながら「自分探し」をしていたら、「自分はアダルトチルドレンなのだ」と激しく思い込み(その条件に準拠し)、周りは違うのだと結論付けて、自分を更に社会から遠避けてしまいがち。
そうなってくると、「そもそも、アダルトチルドレンの本を読もうと思った理由って何だったっけ??」になって、結局、一番大事なことを達成できないまま、「機能不全家庭」だったという十字架を背負って暗く生きていくことになる。
でも、そもそも「この本を読もうと思ったきっかけ」を思い出し、その先にある目的を体感しながら、アダルトチルドレンに関する情報を「使う」と、自分の成長に繋げられるんじゃないかと思った次第。
ドライブで行った房総半島にある、太東崎燈台。
寄り道しても良いから、燈台を感じながら進められると良いのだと思う。