パニックアタックや、鬱だという方々の特徴のひとつに、
「自分以外の人たちは皆、毎日ポジティブに生きている」という幻想があります。
だから私が、
「そうやって落ち込む日はまた必ずありますよ。」とか、
「私だって、調子悪い日ありますよ。」とか言うと、がっかりする人もいます。
いつも化粧バッチリな人も、化粧を落とした顔があるように、
ポジティブしかない人なんていません。
逆に、ポジティブな人ほどネガティブもそれなり…なんです。
そこそこポジティブな人は、そこそこネガティブだから、
めちゃくちゃポジティブな人は、めちゃくちゃポジティブなわけです。
つまり、めちゃくちゃネガティブな思考がある人ほど、めちゃくちゃポジティブな思考もあるということ。
これは念の強さと同じ話で、エネルギーは嘘をつきません。
「人に念を飛ばされる」と被害者意識が強い人ほど、お祓いやお守りを求めますが、そういう自分も念を飛ばしているわけです。
念とは、必ずしも「このヤローっ!」というモノだけじゃなく、「この人ー!!」みたいに、ある人についてめちゃくちゃ考えてる時も飛んでます、その念が。
一面だけの存在なんてあり得ないわけです。
ネガティブな思考に見舞われ、「こんな自分は嫌」と、向き合えない人は、ずっとパニックアタックが続きます。
ポジティブとネガティブの間の、あらゆるエネルギーを持つ自分と付き合うことが鍵になってきます。