「あなたは絶対に変われない」と私が言ったら、どんな気分になりますか?
酷い!って思いますか?
嘘だ!って思いますか?
私が、エネルギーヒーリングと出会ったのは2012年のことですが、当時の私、いや、ごくごく最近まで、2018年までの私でさえ、
「あなたは絶対に変われない」と誰かに言われたら、プイッとどこかへ行ってしまうか、
被害者スイッチをフル稼働させて、あーだこーだ言って、本質から、更に遠ざかっていたでしょう。
もし今、あなたが、「絶対に変われない。あなたはいつまでもあなたのままだ」と言われて、素直に、嫌味とかじゃなく、パッシブアグレッシブでもなく、スッと、
「だよね!」と思えるなら、あなたは気づいてる。
思ないなら、かつての私のように、グッと悔しさと、腹立たしさが込み上げるなら、あなたはまだ、気づいてないことがあります。
大丈夫じゃないことないけど、気づいてないがゆえ、しんどいと思う。
あまのじゃくな人は、ここで、きっと「え?別にしんどくないけど?」って言うと思う!笑
かつての私が、エネルギーヒーリングに興味を持ったのは、もちろん変わりたかったから。
当時の自分の有様に、納得してなかったし、日々の生活にも満足してなかったし、「こんなはずじゃない!」みたいな、Denial(自己否定)に陥ってたからですが、
それは、「変われない」と自覚するための第一歩でもありました。
変われないってどういうことかというと、書き易いので自分のことで書くなら、
家庭の中で、少数派(つまり変わり者)だった私は、ことあるごとに「カエコ、変わったね」と、親や姉から言われ、
それが嬉しく思たことがありましたが…、
でもある時、それを積み重ねた結果、私が私自身に不満だったんですよ。
彼らは「変わったね、良くなったね」みたいに言うけれど、私はだんだん、自分が嫌になっていった…あれ?
段々、そう言う人から、傲慢さを感じるようになりました。
私は私、身内だろうが、他人だろうが「変わったねぇ」と言おうが、言うまいが、
「ちっとも変わらんな、アイツは」と言おうが、言うまいが、
どちらも、それ以外も全て、普通に私であって、私でしかないんですよ。
それに気づいて以来、誰かに「変わったね」みたいなことを言われる度に、「ああ、この人は、自分の知らない私の一面を、今知ったって言いたいのね〜」って面白がってます。
一人一人の人間に、クロースアップしていくと、皆、個性があります。
性格も違ってるし、能力も違います。
比べると、差がはっきりすることもあります。
私は、私のスペックで在り続けるしか無い。
あなたも、誰もそう。
体型も、体質も含めて、そのスペックで在り続けるしかない。
私はお酒が飲めません。
超下戸なんですね。
これは変わりません。
性格とかもそう、変わらない。
じゃ、逆に聞きたくなりますよね?
「じゃ、あなたはどうしてエネルギーヒーリングとかいうのん、やってるの?」って。
「あなたのセッション受けても、変われないんじゃぁ…受けても意味無いんじゃないの?」って。
私のエネルギーワークは、↑私の体験からもわかるように、「変われ〜」というプレッシャーや、誤解のプロセスの中で生まれた感情のエネルギーのもつれを解いていく、ヒーリングワークの部分と、
前のポストに書いた、自分自身をどう運営するか?ということ、これを一人一人に見つけてもらうために、
その人のエネルギーをクリアにしながら、ご本人にもお伝えしていく、これが私のワークで、
その人を変えるためにやってるんじゃありません。
どちらかというと、本来の在り方に戻すサポートをしてます。
その過程で、ご本人が、「変わった」と感じても、それはその人が変わったわけじゃないんです。
その人の感じ方が変わった、つまり、その人の、その人自身の、その人の運営の仕方が変わっただけなんです。
その人は、エネルギーが湧いてくる今も、萎れてダメダメだった時も、その人でしかなかったんですよ。
それと並行して、私たちの体は、細胞が数ヶ月ごとに、丸ごと入れ替わってるとも言われます。
でも、何と入れ替わってるのか?
その細胞一つ一つに、盛り込まれた「あなた」というデータは、変わらないのではないか?
そう思うわけです。
そしてその、「あなた」というデータは、今回のJourney(命)を体験する際に、
あなたが、選択してきた「あなた」に関する詳細だと思うのです。
私たちの細胞は、生きてる間に、どんどん、余計なものを背負い込んで、濁っていきますから、
体の細胞が丸ごと入れ替わるというのは、ある意味、数ヶ月おきに、リセットできる、本来の自分の情報を思い出せるということに過ぎないんだと思います。
私はいつまでたっても、私のまま。
私の古い友人は、昔から僻みっぽくて、すぐ拗ねてました。笑
その頃の写真がFBに出てきた時に、懐かしくて思わず「全然変わらん💓」とコメントすると、
彼女のお姉さんが、「かえちゃん、妹は、今も昔も変わりません。」って返事をくれたの。
それを読んだ時、素敵だなぁ!って思いました。
「変わらなければならない」とか、「なんとかしなければならない」とかが無いんです。
そう、そのままで良い。
僻みっぽい、すぐ拗ねるとかも、スペックの一つ。
認めるだけで良い。
認めないから、そこが肥大化していく。
認めて笑う、それだけで良いんです。
それが多分、かつての私や、変われないと言われてイラッとした人の思い描く「変わる」なんですよ。