このところ、小説を読まなくなったせいか、
「読み耽る…」ということがない。
例えば、小学校の時に読み始めた推理小説。
あの時は完読するまでゾーンに入ってしまって、
お腹が減ったことも、喉が渇いたことも、トイレさえも忘れて没頭していた。
そんな時は、小説のストーリーと私が一体化してて、
そんな時は、きっと脳を100%使ってたんだと思う。
普段、人間は脳を10%ぐらいしか使ってないというけれど、
ゾーンに入ってる時、没頭してる時、100%使ってるに違いない。
読み終えてゾーンから出た時の充足感ってば、半端無かったもんなぁ…。
この充足感、ゾーン、脳100%が、私にとってワンネスの体感で、
「あ…、私が宇宙の中心だった」と思い出すこと。
そこには、自分と他者とか、あそことここみたいな感覚は皆無で、
全てが全て。
これがワンネス。
ワンネスを、皆で心をひとつにして…みたいに捉える場合もあるけれど、
私にとってワンネスは、究極の個を意味する。